2014-10-31

重機訓練

昭和基地での作業のため建設機械の訓練(5日間)を受けてきました。

2日間の座学の後、まず乗ったのは北海道の除雪でおなじみのホイールローダー、大きいですが中折れ式なので小回りが利きます。


続いてブルドーザー、国内での使用は減ってきているようですが、近年の雪深い南極では頼りになるヤツです。56次隊でも新車を1台導入します。ものすごいパワーを感じますが操作がジョイスティックのようで繊細なのが意外でした。
最後にパワーショベル(通称ユンボ)、駆動部分が多いので頭で考えて操作しようとすると混乱します。最終試験は日が沈む中、ユンボで行いました。 結果は受講生全員合格。あとは昭和基地で実践を積むのみ!?
おまけ:教習場にあった南極の石。過去、雪上車を作っていたこの会社からは南極観測隊員が派遣されていました。 今回も30年前に南極に行ったというOBの方にお会する機会がありましたが、まだ現役で重機の整備をされていました。

2014-10-23

南極の小さな命

南極に住んでいる生き物はペンギンや魚だけではありません。観測隊には小さな生き物を研究している研究者も同行します。南極でも顕微鏡で見ればたくさんの命を見つけることができます。写真は研究室で飼育中のクマムシ、凍っても死なないスゴイ生き物です。1~2mmのコケの上で生活する姿は星の王子様のようでした。




































出荷!

極地研の倉庫に集めた荷物を「しらせ」に積むため、港の倉庫に出荷しました。

 スチールコンテナ(通称スチコン):細かい装備をまとめます。

12フィートコンテナ:主に越冬中に使う物資を入れます。



港でまた会おう!

2014-10-01

夏物冬物入荷!

南極観測隊員に貸与や支給をする個人装備品(主に衣類)がそろいました。
大まかには夏隊向けの夏物(日本の冬物に相当)と越冬隊向けの冬物(南極の冬用)に分かれ、あとは野外調査、建設作業など任務ごとの特性に応じた装備が支給されます。越冬隊員では約80品目! それらを隊員と同行者あわせて約70名分、男性、女性、体格も様々、準備するのは大変な作業でした。